やっと書く場所ができたので、今までの出来事の中で一番書きたかったことを書こうと思う。

昨年の12月にロスト・テクノロジーズ・サルベージ事業の一環として、Macintosh Performa 588 を入手した。

年末で師走の忙しい時期だったのだが、その年最後の取引を行った。取引から2〜3日して現物が送られてきた。宅配便で届いたときに箱がボロボロの状態で手渡されて、なんか嫌な予感がしたのだがそのまま受け取った。

部屋に戻ってすぐに箱を開けてみると案の定外装が壊れていたので、箱からソロソロとテーブルの上に本体を置いて状態を確認した。

Macによくありがちなのだが、この頃の外装は劣化が激しく30年も経つとプラスチックが脆くなってしまうのである。外装は諦めて裸で使用することを決断する。ブラウン管の筐体を裸で使用するとは、甚だ勇気がいるもので感電のリスクが非常に高い。

勇気を振り絞って電源コードをつなぎ、電源ボタンを入れると、けたたましいハードディスクの音とともにシステムが起動した。後で確認したのだがフロッピードライブもCD-ROMドライブも正常に動作しており、とても良い取引だったと思う。

 

Ram Doubler もインストールされている。無事起動できたので、今度外装だけ購入しようと思う。この Performa 588 だが、今までで一番いろいろいじっているMacなのだ。古いハードディスクを繋いでみたり、Networkカードをインストールしたりと、本当に触れるマシンだ。

 

投稿者 Yoshiteru Ishida